週休補正について(4週8休等)にいて
週休補正とは?
建設業は他産業と比べて労働時間が長く、休日が少ないことが問題になっています。
労働者の健康確保や、将来の担い手の確保のためにも休日数を増やして働きやすい環境づくりを目指し、国交省では建設業における週休2日の推進等休日を確保するための取組みを行っております。
- ※詳しくは以下のページをご覧ください。
https://www.mlit.go.jp/tec/tec_tk_000041.html(国土交通省)
週休補正の補正係数について
週休2日の確保に取り組む工事の現場の閉所状況※1に応じて、以下の通りそれぞれの経費を補正します。
- ※1 現場管理上必要な作業を行う場合を除き、事務作業を含め1日を通して現場や現場事務所が閉所された状況のことを言います。
【4週8休以上】
- 労務費 1.05
- 機械経費(賃料)1.04
- 共通仮設費率 1.04
- 現場管理費率 1.06
【4週7休以上、4週8休未満】
- 労務費 1.03
- 機械経費(賃料)1.03
- 共通仮設費率 1.03
- 現場管理費率 1.04
【4週6休以上、4週7休未満】
- 労務費 1.01
- 機械経費(賃料)1.01
- 共通仮設費率 1.02
- 現場管理費率 1.03
頂の操作方法
頂ではA.市場単価 B.労務単価、機械経費(賃料) C.諸経費それぞれ操作方法が異なります。
【A.市場単価の設定方法】
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- ※市場単価は単価検索の画面で設定を行います。
単価検索の【施工単価2】のタブで「N.市場単価・土木工事標準単価」内の該当の市場単価の条件選択画面を表示します。
- ※2020度以降の歩掛にのみ対応しています。
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“週休2日補正”の右側の“週休補正なし”をクリックすると、選択項目に選択肢が表示されますので、設計書の条件に合う適切なものを選択し、確定をクリックします。
- ※週休補正以外の条件も忘れずに選択してください。
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週休補正が適用された市場単価が表示されますので、転送をクリックします。
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設計書に週休補正された市場単価が転送されました。
- ※画像は市場単価の代価表を表示しています。
【B.労務単価、機械経費(賃料)】
注)この操作は直接工事費の積上げが終了した後に行ってください。
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直接工事費の画面を開き、コマンドバーの[夜間・冬期・通勤・週休補正]をクリックします。
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補正の画面が開きます。
一番下の週休補正の“適用する”にチェックを入れます。
“4週6休”“4週7休”“4週8休以上”の中から適切なものを選択し、適用をクリックします。
(ここでは4週8休以上を選択しています) -
処理完了後、ダイヤログが表示されますので“OK”をクリックします。
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週休補正が適用されました。補正された歩掛の名称が変更されていることをご確認ください。
【C.諸経費の設定方法】
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設計書画面の左下の各種設定をクリックします。
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経費各種条件(プリセット対象外)をクリックします。
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経費の設定画面が表示されますので、共通仮設費補正(週休)のプルダウンメニューから適切なものを選択します。