法定福利費の設定方法について
法定福利費の設定方法について
法定福利費を内訳明記した見積書の作成について
建設業界の社会保険未加入対策の一環として、法定福利費の内訳明示をした見積書の作成が徹底されました。
これまでの下請企業が元請企業(直近上位の受注者)に対して提出している総額による見積書ではなく、その総額に含まれる法定福利費を内訳として明示し、労働者の社会保険の加入を促すものです。
※詳しくは以下のページをご覧ください。
建設業における社会保険加入対策について(国土交通省)
法定福利費の算出方法
「法定福利費を内訳明示した見積書」を作成するためには、労務費総額×法定保険料で法定福利費を算出する必要があります。
積算ソフト頂はユーザー様からのご要望にお応えし、法定福利費の算出が可能になりました。
頂の操作方法
※事前に直接工事費を積上げておく必要があります。-
工事費内訳画面の[その他工事費用]をクリックします。
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右クリックでメニューを呼び出し、単価検索を起動します。
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施工単価2の法定福利費を選択します。
※2018年以降の歩掛年度のみ対応しております。
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法定福利費の取扱の条件を選択します。
[工事価格に含む]をクリックすると、選択項目に選択肢が表示されますので適切なものを選択し、確定をクリックします。
●補足1
- 工事価格に含まない
- 法定福利費がどれくらいか確認する場合に使用します。
- 工事価格に含む
- 法定福利費を別途計上する場合に使用します。
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労務費の算出の条件を選択します。
[労務費を直接入力する]をクリックすると、選択項目に選択肢が表示されますので適切な物を選択し、確定をクリックします。
※[労務費を直接入力する]を選択した場合は労務費の合計金額を入力します。
●補足2
- 直接工事費の労務単価を使用する
- 労務単価を使用して積算した場合はこちらを使用します。
- 労務費を直接入力する
- 労務単価を使用せず積算した場合(市場単価等)はこちらを選択し、労務費を入力して使用します。
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計算結果が表示されますので、転送をクリックします。
●重要
- 健康保険料は都道府県ごとに変わりますのでご注意下さい。
- 直接工事の労務単価を使用する場合、単価や金額は0円になりますが、そのまま転送してください。(設計書画面で単価や金額が計算されます)
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設計書に法定福利費が転送されました。
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諸経費計算結果の画面で、法定福利費がその他工事費用に計上されていることをご確認いただけます。